ヘビースモーカーの方はやはり要注意〜喉頭がん

   かぜも引いていないのに声がかすれてきたと言うと心配になりますね。もしかしたら「がんじゃないか」と不安になりながらも、「いやそんなことはない、今日は調子良く声も出てるじゃないか」と不安を打ち消しながら数ヶ月を過ごしてしまわれる方もおられるかもしれません。


   やはり喉頭がんと言うと、手術で声が出なくなるというイメージと、知っておられる方は永久気管孔という喉に穴が空いた状態をイメージされ怖くなってしまうのだと思います。


   でもちょっと待ってください。

   まず本当に喉頭がんなのかを確かめることから始めませんか。診察することである程度は判断できます。ご自分の想像より、はっきり診察を受けてスッキリした方がいいと思いませんか?


   万が一、がんだったとしても、気づいてすぐの段階なら多くは放射線治療や、小さな手術(腫瘍切除やレーザー治療)で、声を残せることがほとんどです。早期がんであれば5年生存率も90%程度期待でき、充分社会復帰ができるがんなのです。


   放置しておいた数ヶ月の間にこうした軽い治療ができなくなってしまうことが、最も残念なことです。

   

   ちょっとした勇気が、早期発見とより負担の少ない治療に結びつくのです。

 特に喫煙者の方、是非気になるときは耳鼻科への受診をお願いします。


早期のの喉頭癌
喉頭早期がん

 この方は62歳の男性のかたです。1日60本のヘビースモーカですが、声がかれたのを自覚され、直ぐに耳鼻咽喉科を受診されました。組織検査はがん細胞が認められましたが、幸いステージIの早期がんでした。

 レーザーでの手術を行うことになりました。

 45分ほどのレーザー手術後、1週間目の写真です。声嗄れは少し残っていますが、腫瘍は完全に取りきれています。現在も再発は認めていません。


早期の癌であれば小さい手術で治療が可能になります。