女性にかぎらず、男性でもピアスを開ける方もいる時代です
しかし、ピアスは取り扱い次第で、皮膚トラルの原因になります。
ピアスのトラブルは次の3点に分けられるかと思います。
1. ピアスの穴を開ける時(ピアッシング)の感染
2. ピアス使用中、金属アレルギー、異物反応による皮膚病変
3. 使用中の感染
それぞれについてまとめてみました。
本来は、ピアッサーなどを用いて、医師がやるのがいいかと思います。身体に傷をつけるわけですから、本来は医療行為の一つだと思います。
しかし実際は、雑貨店やインターネット通販でも、器具が手に入ることもあり、ご自分で行う方も数多くいらっしゃいます。中には、通常の針や、ピンを使って開ける方もまだまだおられます。
耳たぶの感染のこわい点
多くは耳朶(じだ 耳たぶ)に穴を開けますが、ここから細菌が入ると、内部の柔らかい脂肪組織に炎症を容易に起こしてしまいます。炎症を起こした場合、ピアスの穴の変形や閉鎖のみならず、耳たぶに硬いしこりが出来ることがあります。さらに、耳のフレームである軟骨に炎症が及び、耳の形が変形してしまう可能性すらあります。
ピアッシングは清潔操作で行うべき行為です。ただ雑貨店に売っている、値段の安いピアッサーは滅菌も十分されていないものもあり、注意が必要かと思います。
汚い手でピアス穴を触ったり、汗をかいたり、化粧の刺激など炎症を起こす原因はいくつでもあります。ピアス穴の内部のトンネルが上皮化し、きれいなピアス穴になるまでは1ヶ月以上かかります。この間は常に感染のリスクが有ります。
ファーストピアスにも注意
ピアッシング直後は、じくじくしたトンネルが耳朶にできている状態です。ここに不潔なファーストピアスをはめたり、金属アレルギーがあるのを知らず、金属製ピアスをつけてしまうと、感染やアレルギー症状が起こります。
値段の安いピアッサーに付属しているファーストピアスにも、材質が悪く金属アレルギーを起こしてしまうものがあります。
ピアスを開ける際は、ファーストピアスについても十分に注意する必要があります。