扁桃が大きいだけで手術になるとはかぎりません
扁桃は小さい子供さんのうちは、外部からの細菌やウィルスが身体の中に入るのを防ぐ働きをしています。ですから小さい頃は必要な組織です。炎症が起こると扁桃は大きくなりがちです。子供さんが扁桃が大人に比べて大きいのはこういう理由です。
しかし全身の抵抗力がついてくると、扁桃はその働きがなくなり次第に小さくなってきます。12歳位になると、大体小さくなってくるものです。ただし、強い炎症を繰り返していると、扁桃の組織が固くなってあまり小さくならない場合もあります。いわゆる扁桃肥大の状態です。
特に小さいお子さんの場合は扁桃の働きを考え、ただ大きいだけでは扁桃を手術でとることはありません。手術の適応については次ページをお読みください。