お口や舌の中のできもの

よく触るところだけに気づきやすいですが

以下の文章はあくまで一般論です。自己判断で終わらず、念のため必ず受診をされるようおすすめします

 お口の中の粘膜や舌に何か出来ているって気づくと心配になりますね。舌は歯と接触することによる刺激を受けたり、誤って舌の端を噛んでしまったり、歩いは熱いものを食べてやけどしたりなど、刺激や傷を受けやすいところです。

 一般的なタバコももちろんすが、最近は嗅ぎタバコという煙が出ないことを売りにしている、新しい喫煙方法も出て来ています。こういった舌にとって望ましくない刺激が、舌の腫瘍の原因になることがあります。


 でも舌にできているもの全てが悪性いわゆるがんであるわけではありません。むしろ良性の粘膜の変化、腫瘤であることも多いのです。何か舌にできていることに気づいた時にはこんなことはないか注意してみてください。


1触ってみて硬くないか。ただれたようになっている場合、その周辺に硬いところはないか。


2痛みがあるか。特に触ってもいないのに痛みがないか


3次第に大きくなっていっていないか


4出血がないか

 

 これらの1つでも当てはまるようであれば、やはり耳鼻咽喉科、あるいは歯科への受診をお勧めします。

 これらに当てはまらなくても、将来がんになる可能性がある、前癌病変のことがありますから、2週間くらい経っても変化がなければ一度みてもらいましょう。


実際の舌の良性と悪性のできものの例

舌 できもの 腫瘍

歯が舌にあたっていると慢性の刺激が加えられ、舌が赤くなりじくじくした感じになることがあります。この写真もそうですが、痛みを感じることがやはりあります。

 

このような場合はあまり触らないようにして、硬い食べ物、刺激物をさけておくと数日で自然に治ることもあります。炎症が強い場合は、口の中用のステロイド軟膏を処方します。

舌 できもの 腫瘍

 もう一枚この写真を見てください。これも上の写真と同様、中心がじくじくしていますが、周りが硬い部分があります。こういうものは悪性の可能性があります。

 

 大事なのは、刺激を与えないようにして、4-5日たってもあまり良くならない場合、あるいは周りが硬いと感じたら、きちんと専門医に見ていただくことかと思います。


舌にも扁桃腺があります -舌の奥のぶつぶつ-

「舌の奥に何かできている」とよく言って来られる方に多いのは舌扁桃です。これは正常の構造物です。

 

舌にも喉の奥の扁桃腺と同じような、扁桃組織があります。触るとざらっとした少し硬いぶつぶつが、舌の横の奥にあるのに気づきます。

 

 口の中が不潔だったり、風邪の時など腫れて痛みを感じることがあります。痛みが強い場合は、治療として抗生剤や炎症を抑えるお薬を処方します。

 

 但し、ぶつぶつというよりもう少し大きい硬い感じがするようだったり、痛みが長く続く場合、腫瘍の可能性があります。こういう場合は直ぐに病院を受診されてください。