鼻骨骨折の原因と症状 

お鼻に肘がぶつかったくらいでおこることもあります

 野球のボールが当たった、スポーツ中に他人の肘がぶつかった、あるいはボクシングで鼻を殴られた等、意外とお鼻の骨の骨折は珍しくありません。私は年に7,8例は遭遇します。

 

   症状としては外観上の問題と、お鼻の空気の通り方の変化です。けがをされてすぐは腫れが強いので目立たないこともありますから2ー3日経ってから、鏡で見てみたり周りの親しい方に外観の変形を尋ねられるといいでしょう。けが以前に比べどちらかの鼻の通りが悪くなっていれば、お鼻の内部で鼻中隔(左右のお鼻の間)が曲がってしまっている可能性があります。

  こうした場合はやはり整復が必要になってきます。

 

   一方で、外観上は異常なく、お鼻の通りも良いような鼻骨骨折の場合、そのまま自然経過を見るということもあります。


 この方はスポーツ中に相手の肘がお鼻の左側にあたった方で、鼻出血がひどく受診されました。

 CTを撮ると、鼻骨に小さい骨折線があり、右側に若干鼻骨がずれています。しかし、外観上特に変化がなく、お鼻の症状もないため、止血後は経過観察となりました。