扁桃摘出はどんな時に行うか

 大人の方も子供さんも扁桃を取る手術を受けられます。実際の扁桃炎の手術の適応は大体次の4点になるかと思います。


1.慢性扁桃炎で発熱や咽頭痛をくりかえす場合

 大人の方は、やはり繰り返して扁桃炎をおこすと学業やお仕事に差し障りがでます。またときには扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍など重症の扁桃炎になることもあります。

 子供さんの場合も発熱が原因で熱性けいれんを起こしたりすることもあります。また扁桃炎やアデノイドの炎症から中耳炎を繰り返すような場合もあります。


2.夜間、息が止まったり、いびきがひどい場合

 夜中に何度も息が止まりそうになる睡眠時無呼吸症候群や強いいびきがある場合で、扁桃肥大に問題があると思われる場合は手術の対象になります。大人の方だけでなく、子供さんの場合も同様です。

 とくに子供さんの睡眠時無呼吸症候群は、心臓への負担が強くなり、心臓の肥大や、発達の遅れ、漏斗胸(息をするとき胸がへこむ)などの原因にもなります。

 大人の方も含め高血圧や、睡眠不足からくる集中力の低下、イライラ感なども起こすことがあります。

 子供さんの場合はお鼻の奥のアデノイドという扁桃も大きいことが多く、鼻づまりの原因になっています。多くは一緒に手術で切除します。


3.子供さんの場合、食事が遅い、身体が小さいなど

 扁桃が大きいと、喉が狭いので食事が早く食べられない場合があります。食事時間が長いと満腹感が早く感じることもあり、食事の量が十分取れないこともあります。そのため同じ年頃の子供さんと比べ体格が小さい場合があります。年齢と標準体重との比較などをみて、問題がある場合は扁桃を取ることがあります。


4,扁桃病巣感染症の場合

 扁桃炎との関係が考えられている、慢性腎炎(糸球体腎炎やIgA腎炎等)や掌蹠膿疱症と行った皮膚病の治療は難しく、原因器官と考えている扁桃を摘出することが薦められる事があります。→扁桃病巣感染症



ホーム

このページに関する次の項目

スマートフォンの方は右上のメニューからも選べます

右に▼マークがある項目は更にサブメニュ-があります