滲出性中耳炎は早期発見

 滲出性中耳炎の一番の問題は、症状が「聞こえが悪い」「耳がつまっている」という症状で痛みがないことです。そのため小さい子供さんの場合、訴えがないため、周囲が気づくのが遅くなります。

 

「テレビの音を大きくして見ている」「呼んでも振り向かない」などは大事なサインでしょう。また検診や就学前検診で聴力の異常を指摘されることもあります。

 

 たまっている浸出液もサラサラのものもあれば、時間が立ってくると「にかわ」のような粘り気が出てくることもあります。水がたまることで耳小骨の動きが悪くなり、音の聞こえが悪くなり、また飛行機に乗った時に感じるような耳の詰まり感が出て来ます。


 特に言葉を覚えるべき1-3歳位での聴力低下は、言葉の遅れの原因になります。他の子に比べてどうも言葉の出が遅いようだという場合、もちろん滲出性中耳炎だけではありませんが、お耳のチェックを受けられる必要があります。

 

 もう一つは大人の方の滲出性中耳炎は、お鼻の中の腫瘍が隠れている場合があります。よく最初に滲出性中耳炎で治療していながら見つかるものに上咽頭がんがあります。大人の滲出性中耳炎はファイバーや内視鏡を用いてお鼻の奥を調べてもらうのが大切です。