ワクチン接種について

 中耳炎の原因となる菌の代表が肺炎球菌と、インフルエンザ菌ならば、それらに対する免疫力を高めるのが一番です。最近行われているこれらに対するワクチン接種の効果はどうなのでしょうか。

 

 肺炎球菌ワクチンは効果が期待される予防法です。生後2ヶ月からの接種が可能な「プレベナー」が現在使用されています。

 ただこれも確実に予防できるわけではないのです。同じ肺炎球菌でも色々なタイプが有り、プレベナーは7種類のタイプに対し有効と言われていました。逆に言えばそれ以外のタイプには効果がなく、それらの感染頻度を上げてしまうとさえいわれていました。

 平成25年に13タイプに効く新しい「プレベナー13」が認可され11月からこれに切り替えになっています。今後、安全性とより多くの種類の肺炎球菌向けにさらに改良され、その予防効果についても、更に向上するものと思われます。

 ただもちろんワクチンについては副作用などもあります。厚生労働省のHPにも詳しく書いてありますのでご覧になるといいかと思います。

 小児用肺炎球菌ワクチンの切替えに関するQ&A(厚生労働省)

 

 さてもう一つ中耳炎でよくみられるインフルエンザ菌ですが、これについてもHibワクチンというのがあります。

 これは残念ながら中耳炎への効果は期待できないとされています。

 その理由はこのワクチンがターゲットとしている細菌性髄膜炎を起こすインフルエンザ菌と中耳炎の原因になるインフルエンザ菌ではその構造に違いがあるからです。

 ただ喉頭蓋炎や細菌性髄膜炎の予防にはもちろん大切なワクチンです。